スマホを最新の機種に変えたのに、なんか動作がもっさりする!
スマホの買い替え時期は、一般的に2年~3年と言われています。しかし、新機種が出るたびに、ついつい最新機種に買い替えたくなってしまうものです。しかし、新機種は必ずしも高性能とは限りません。むしろ、旧機種の方が使い勝手が良い場合もあります。今回はスマホの基本動作にかかわるSoCについて解説します。
スマホの動作性能はSoCでほぼ決まる!
スマホのSoCとは、System on a Chipの略で、スマホに搭載されているCPU、GPU、メモリ、ストレージ、通信モジュールなどの機能を1つのチップに集積したものです。SoCの性能は、スマホの処理能力、バッテリーの持ち、カメラの画質、ゲームの動作など、スマホのあらゆる性能に影響します。
最新のSoCが必ずしも高性能ではない
最新のSoCが必ずしも古いSoCよりも高性能なわけではありません。SoCにはグレードがあり、ハイ・ミドル・エントリークラスに分けられます。
最新のSoCでもエントリークラスの場合は、古い世代のハイグレードのSoCよりも性能が低い場合があります。
この点に注意しないと、せっかく買い換えても性能が下がってしまうことがあるのです。
SoCの性能は図る指標としてベンチマークがある
スマホのSoCの性能を図るベンチマークとしてAntutuというものがあります。
Youtubeやまとめサイトに各種SoCのスコアが記載されていますので、購入の際には参考にされることをお勧めいたします。
大まかな基準として
・ハイクラス スコア70万満点以上 : 最新ゲームもサクサク動く
・ミドルクラス 30~70万点 : 日常使いに不満なし、ゲームもOK
・エントリークラス ~30満点以下 : 基本的な使い方なら大丈夫、ゲームなどは動作が重い場合が多い
SoCの種類
スマホに搭載されているSoCは、さまざまなメーカーから発売されています。
【代表的なSoC】
・Qualcomm社のSnapdragonシリーズ
・Samsung社のExynosシリーズ
・MediaTek社のHelioシリーズ
・HiSilicon社のKirinシリーズ
買い換えるときの手順
①まず現在のスマホのSoCを調べる。
基本的にスマホのデバイス情報にはSoCの型番は載っていないためWEBで機種名を入れて調べる。
②使っているSoCのAntutuベンチマーク情報を検索する。
③次に、購入を予定しているスマホのSoCを調べる。
④同様に、SoCのAntutuベンチマーク情報を検索し比較する。
自分の用途に合ったSoCを選ぶことが大切
スマホでは通話やメールなど最低限の使い方しかしないのに、ハイグレードのSoC機種を使用している場合は買い換えの際にグレードに下げるのもありです。動作は少し遅くなるかもしれませんが、価格は抑えられます。自分の用途に合ったSoCを選ぶことが大切です。